吉幾三ライブ@サンプラザ

あまり行かない日本人ライブシリーズ、今回は吉幾三さんです。
題して”芸能生活40周年 心から優しさを込めて”



ここ数年、日本の曲もなかなか良いな~ぁ、と感じるようになってきました。
まー、歳のせいなのでしょうか・・・
残り僅かな人生を ???  楽しく悔いのないようにと、気になっていた日本人歌手を聴くようにしています。
(30年位前には加山雄三はよく行ってました !! )

小椋 佳、井上陽水に続いて今回は吉幾三さん。
洋楽しか聴かなかったので、 まったくもって新鮮であります。まして今回は演歌歌手!

6時半いよいよ開演、まさかカラオケではないのだろうな、
などと勝手な不安を抱きつつ・・・
立派なものです、バンドメンバーが総勢20名くらい!!
バイオリン・ビオラ・チェロのカルテット、当然キーボードも、そしてコーラスも4名。
ギター・ベース・ドラムス・パーカッション・ブラス系3名。
尺八や津軽三味線など。
聞けば、30年来のコンサートスタッフも沢山居るようです。
それも皆演奏が一流・・・
流石演歌の大御所のスタッフですねぇ。超感心です。
サンプラザは古い会場なので、音響は期待していなかったのですが、
各楽器のバランスや音像がしっかりセッティングされていて、
心地よいライブの定位感がありました。歌手と楽器のバランスもGooooo!!

肝心の唄は?  そりゃぁ~、上手ですね。
持ち歌から、フォークギター(D-45かも)を持っての泉谷しげるの春夏秋冬、
スペイン語で歌った “ボラーレ”
まさか吉さんのVolareを聞くなんて・・・
先月のChico&TheGypsiesみたいです。
↓ 本人曰く、細川たかし宅で飲んでた時に、洗濯屋が持って来た
紋付袴を、持って帰ったらしい・・・・


東北・青森・津軽の歌だけあって、酒・女・雪・母・吹雪
しんみりと聞かせます。
2列前に座ってた夫婦連れの旦那様、感極まって号泣しとりました。
こちらもつられてうるうると・・・・
演歌歌手では珍しいシンガーソングライターの吉さん。
CMソングの 新日◎ハウスと ワー◎マン は残念ながら聞けませんでしたけど、
大満足の2時間超のステージでした。
一気に途中休憩無しなので、高齢なAudienceのトイレを心配しましたが・・・
みんな頑張ってたようです ?????

尺八の方も素晴らしかったのですが、やはり津軽三味線の福井幸大さんは特筆。
紅白とか有名番組御用達の方。大御所の演歌歌手のバックにほとんどお呼ばれしているみたいです。

自身で和の演奏家集団 ”龍人” を主宰。山崎直子さんが宇宙から
スペースシャトルでアルバム”龍人”を 全世界に聞かせた話は有名です。

吉幾三のホームページアドレスは
441930.jp     です!!
ステージではけっこう口が悪くて毒舌もありましたが
彼の根底に流れる優しさ・思いやりは感じる事が出来ます。
バンドのメンバーを何十年も替えない、と言う1点だけでも、凄い事です。
ミュージシャンは気まぐれの人も多いし、妥協はしないし、変わった人も多いし
何よりも、成功して名をなしたのですから、お山の大将的になりがちです。
吉さんの事は知りませんが、集合離散の多い芸能界で
ずっと同じ仲間達とやっているのは大変立派な事だと思います。
メンバーに ”おめーも老けたなぁ~、30年だもんなぁ!! ” なんて言ってました。
雪国・酒よ・津軽平野・・・  などなど。。。
素敵な曲ばかりでした。  さーて次は細川たかしさんかな。
(尾崎 紀世彦さんも聴きたかったのですが・・・)

* 数十年前に行ったブロードウェイを覗いてましたが
今は昔、格段の変わり様、、、、
オタクの聖地・アキバみたいです!!
われわれ年輩者向きの店もけっこうありました、けっこう楽しめるかも。